哀れなお風呂のあひるちゃん

最近実家の福島へ帰った時に家族で大型スーパーへ買い物に行った。私と母が食品を見ている隙に父はそそそとどこかへ行ってしまった。帰り際にはちょうど良くいつの間にか合流していた父はご機嫌でビニール袋をさげていた。いかにも聞いて欲しいと言わんばかりにビニール袋を顔の横に持っていき、うふうふ言っているので仕方なく母がどうしたのだと聞いてやると、私の8ヶ月の娘の為に何か買って来てくれたようだった。ビニール袋の中を覗き込むと湯船に浮かべて遊ぶ黄色いあひるちゃんが顔を出した。そのあひるちゃんの背中には小ぶりなショッキングピンクと蛍光緑のちびあひるが2羽乗っている。なんとも派手な子供達である。黄色の親からどうやったら産まれて来るのかという色だ。いろいろと疑問点はあったが、要は娘が喜んで遊んでくれればいいので細かい事には触れない事にした。それから後日自分の自宅へ戻り、旦那と娘がさっそくそのあひるちゃん達とお風呂に入った。こっそり覗くと娘はご満悦の表情できゃっきゃあひるちゃん達を交互にかわるがわる舐め回し、吸い回し、よだれべろべろにしてご機嫌でお風呂から出て来たのだった。その後私がお風呂に入り、湯船に浮いたままになったあひるちゃんを見てなんだか哀れになった。浮くというよりも顔が半分湯の中に漬かり傾いている。

弁当屋 バイト

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